私の中古品の買い方

スポンサーリンク


以前にこんな記事を書きました。

oldjapanwatch.blog.fc2.com

oldjapanwatch.blog.fc2.com


今も概ね考え方は変わってません。ただ最近のヤフオクやメルカリを見ていると、やたらデッドストックを見かけるので、また色々と考えてしまうのです。

個人差はありますが、売買品の状態はこんな感じに表記される。

新品 > 未使用品 > 極上品 > 美品 > 良品 > 並品 > 難あり品 > ジャンク品 > 部品取り

デッドストックは、売れ残り品・不良在庫という意味ですから、保存環境により状態は異なります。時計の場合、長時間紫外線にさらされて色褪せたり、時計同士がぶつかって傷がついたりします。しかしユーザーに販売して使用されてませんから、使用された中古品に比べて圧倒的に程度が良いのです。

しかも価格表示のタグとか取扱説明書などの付属品が残っていることが多く、マニアにはたまらないお宝になります。お店の人がいじらない限り、全ての部品がそのままなので、オリジナルの状態が分かります。特に資料の少ない時計は貴重な情報になります。だからコレクターは、デッドストックを狙って収集するのです。

私もデッドストックの未使用品は欲しい。なにしろケースは未研磨でエッジはビンビンであります。ポリッシュ仕上げは顔が映るくらいピカピカだし、ヘアラインの乱れもない。もちろんヤフオクやメルカリでの価格設定が高かったり競り合って高額になるのだけど、自分で手を入れてレストアする手間・時間を考えるとむしろ安いとも言える。

しかし・・・同じ時計で、3万円のデッドストックと5千円の良~並品があったら、私は後者を選んでしまう。

3千円の少々難あり品でもいい。自分で外装をレストアしたり、ムーブメントのOHをプロにお願いしたりして、自分の納得のいく状態にして使う。

まあ資金力がないこともあるけど、デッドストックを手に入れたら状態の維持義務に縛られてしまうのが嫌なのです。もちろんそんな義務はない。購入した人がどう使おうと自由です。私は貴重な未使用品を中古品にしてしまうのが気が引けます。たかが大量生産品のひとつに過ぎません。カタチあるものいつかは滅すると考えればいいのでしょうけど。

防湿庫に入れて、紫外線と水分からシャットアウトして、良き時代の工業製品を後世に残す。意義があり崇高な行いだと思います。でもなんでも適当に生きてきた私には向いてません。そんな面倒くさいことに時間と手間をかけることができません。コレクターの方は本当に凄いと思います。


モノは道具です。
使うことを愉しむ。使い込んだ傷や劣化も厭わない、むしろそのモノの歴史を感じることができる。これが私の基本的な考え方です。

もちろんモノは大事に使います。乱暴に扱うことはないし、汚れたら掃除をするし、たまには磨くこともある。そうして少しづつ自分に馴染む道具になっていきます。壊れたらまた直せばいい。使い込んだ道具はカッコいいのです。


ボロくて他の人が見向きもしない不動品を2、3個合体させて、使えるようにしたときに喜びを感じます。あまりジャンク漁りをしていると、とんでもない数になってしまい置き場所に困るようになるから、多用はできませんけどね。部品取りのためのジャンクを集めていると、ジャンクがジャンクを呼びます(笑)

適当な人間だけど、時計が好きです。
貧乏だけど時計収集・研究をしています。

少しずつ情報発信をすることで、記事を読んでいただける人がここまで増えました。皆さん時計に興味があるからここに来ていただけているのだと思います。さらに多くの人に時計の愉しみを知って欲しい。そうすれば中古市場も活性化し、死蔵されていたり、廃棄される予定だった時計が出てくるようになります。

そして私はまたガラクタ集めに精を出すのです。