5に始まり5に終わる セイコー5 SNXS79(7S26-0480)

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 セイコー5とは

はじめて購入した機械式時計はセイコー5です。

oldjapanwatch.blog.fc2.com

その後、色々な時計を購入するのですが、最近また5が気になるようになりました。まあ高級時計には縁がありませんし、1960年以前のアンティーク時計にもあまり興味がありませんから、大した振り幅はないのですけど。

最初に購入したセイコー5はもう手元にはありません。その後購入したオールド時計や、もう少し上のグレードの時計を手にすることで、コストダウンされた部分が分かるようになり見劣りしたからです。

セイコー5は歴史も古く、1963年の登場からずっと製造され続けています。ただし1980年代にセイコーの国内ラインアップはクオーツに切り替わってしまいますから、セイコー5は輸出専用モデルになります。

全世界に輸出され、安価で高性能なセイコー5は多くの偽物もあるくらい人気があります。これまでにつくられたモデルは星の数ほどあり、全てを把握しているマニアもいないでしょう。メーカーも過去のモデルまで全て把握してないと思われます。

セイコー5の魅力はなんでしょうか。

5の意味は、「切れないゼンマイ・耐震装置・防水・日付曜日付・自動巻き」と謳われていましたが、セイコーのwebサイトには、

マジックレバーによる巻上げ効率の良い自動巻、優れた防水性、3時位置の一体窓のデイデイト表示、4時位置に隠した巻かなくても良いリュウズ、メタルバンドのスポーティデザインの5つ

と記載されている。後付けの適当な命名なんだと思う。時代の変化で少しずつ変わっていったのかもしれない。

museum.seiko.co.jp

全世界に売られていたので、金ピカだったりアクの強いデザインのモデルもあるけど、大半がスタンダードで控えめなデザインなのです。写真で見ると、少々物足らない感じがするけど、実際に使ってみるとこれで十分なことが分かる。背伸びせず肩ひじ張っていないので気軽に使えます。毎日自然に苦も無く付けられることは腕時計にとって大切なこと。

 

また購入してしまった

毎度のことながら前置きが長いですね。今回購入したモデルはコレです。

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この SNXS79 は、セイコー5の中でも密かな人気のあるモデル。特にこのグレーは人気色です。別に人気があるから購入したわけではなく、このシンプルな文字盤と強力な夜光インデックスに惹かれて購入したわけです。

このオーソドックスな夜光インデックスモデルは、セイコー5黎明期からラインアップされています。まあ元ネタはロレックスのデイトジャストやオイスターパーペチュアルなのでしょう。この SNXS79 の人気はプアマンズロレックスとしての需要もあるのかもしれません。もちろん王冠はついてませんから、ドヤるには不向きですけどね。

写真で損してるセイコー5


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セイコー5は写真写りが悪いと思うのです。セイコーのカタログのように真正面から撮影すると、のっぺりとしてチープな感じになりがちです。

この文字盤はサンレイ仕上げですし、インデックスもエッジが立ち夜光入れもシャープで美しい。針は少々コストダウンされた感じはありますが、この価格帯なら十分の出来です。私は写真が下手なので説得力はありませんが・・・

文字盤にゴチャゴチャとブランド名や仕様などの文字が入らないのも良いです。5盾エンブレムとオートマチックだけで潔い。

なぜかこのケースばかり購入している


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このケース(7S26-0480)の時計は、いくつか所有しています。

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1990年代中~後半あたりから、安価なモデルのケースはおそらくバレル研磨で仕上げているので、面が平滑ではないし、エッジも丸くなっています。少しづつ値上がりしてますが、今でも8000円前後で買える時計なので、仕方ありません。

美しいケースのオールド5は人の手で仕上げているし、当時の時計は高級品なので5でもそれなりに高価でした。

このケースの大きさ(ケース径37mm)が絶妙なのです。大きすぎず小さすぎず私の腕に丁度良いサイズ。セイコー5の魅力の1つですね。このケースもムーブメントが7009の時代から使われ続けていて、デカ厚ブームに影響されることもなく、頑なに標準サイズが採用されています。

今だから分かる巻きベルトの良さ


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ベルトも色々変えてみたけど、結局純正のベルトに戻ります。シャラシャラと音がする安っぽいステンレス巻きベルトです。しかし重量も軽く付け心地が素晴らしく良いのです。巻いていることも忘れてしまうと言っても過言ではありません。駒が小さく腕にフィットし、細かく調整できるからだと思います。

私にとっては必須の儀式(カスタム)


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この SNXS79 の裏蓋は、スケルトン裏蓋なのですが、分厚く腕当たりが強くて当たった部分が痛くなるので、古いセイコー5の裏蓋に交換しています。

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左側:純正スケルトン裏蓋  右側:7009時代の裏蓋

約1mm スケルトン裏蓋のほうが分厚いのです。たった1mmですが付け心地は随分と違います。腕のサイズや形にもよるので個人差あると思いますが、私は純正のスケルトン裏蓋だと当たりが気になって仕方ありません。

正確な年は分かりませんが、おおよそ2000年以降にスケルトン裏蓋が採用されます。ヤフオクなどで古いモデルのジャンクを探せば安く手に入れることできます。

セイコー5沼は深く・・・気持ちいい

セイコー5は単価が安いので、すぐに増殖することが欠点です。多くのセイコーマニアはこの道をたどります。すぐに抜けてしまう人もいるけど、まだ1つは持っているのではないでしょうか。オールドと違って気軽に安心して使えますよね。

ブランドやステータスを気にする人には向いていません。私は国産時計は普及機こそ神髄だと思うのです。もちろん高級機のつくりの良さにも魅力があります。つくりこまれたモノの美しさも理解できます。しかし限られたコストで知恵を絞って考えれたモノには道具としての純度が高いのです。

セイコー5万歳!



----- 諸元 -----

・ムーブメント
キャリバーNo. 7S26(21石)
機械式 自動巻き(ハックなし)

・外装
ステンレスケース スクリューバック ポリッシュ仕上げ
ミネラル平ガラス風防

・ベルト
ステンレス巻きベルト ヘアライン仕上げ

・サイズ
ケース径 37mm(リューズ含まず)
全長(ラグ端-端)42mm
厚さ 11.5mm(裏蓋変更 10.5mm)
ラグ幅 19mm

・重さ
本体のみ **g
ステンレスベルト **g
合計 **g